部下が動きたくてたまらない状況をつくる方法

思考の体系化」を活用し、
リーダーの「ミニ分身育成」をサポートする
コンサルタントの杉本 智です。


少し時間が空きましたが
前回の記事の続きです。

前回の記事は、こちら
正論を言っても部下は動いてくれない、というお話 | 株式会社JOY joy-sy.com

前回の記事では、
事実だけを言っても部下は動いてくれない
というお話をしました(^^)

例えば、
「トイレはいつも綺麗にしましょう」
「お客様の喜ぶことは何かを常に考えて
 提案するんだよ」
といったことです。


要は、
人が動くには、

何をすれば良いか?(DO)

の前に、

なぜ、それをしなければいけないのか?(WHY)

が必要なんです。


そして、人は忘れる生き物なので
WHYもしっかり伝えても
1時間後にはコロっと忘れてしまいます。

私たちの脳は、
そのようにできているんです。

あなたの部下が悪い訳ではないんです。
私たちの脳の構造の問題なんです。


このあたりについては、
エピングハウスの忘却曲線
でググっていただければ
情報がすぐに手に入ります。


では、どうすれば良いかというと
それが、前回お話した
ストーリーで語るというところに
結びついてきます。


勉強されている方は既知のことですが
ストーリーは、記憶に長らく定着します。


小さい時に読んだ
桃太郎や浦島太郎の物語を
大人になった今でも
思い出せますよね?

「あれ?きびだんごをカメにあげて
 竜宮城に行ったんだっけ?」

「鬼が島で持ち帰ったのは
 玉手箱だったよね」

とはならないじゃないですか。


これは、
私たちの脳は、
ストーリーはいつまでも
記憶に残る
という機能を
持っているからなんです。


ちなみに、
私は脳科学を専門家から
3年間みっちり学び、
人の生産性を上げるコンサルに活かしています。


実際に教えるのが上手い上司というのは、
部下に指導するときに
必ずストーリーも一緒に伝えています。


例えを上げると

「どんな小さな仕事でも
 お客様の幸せのために
 心を込めてやっていると
 必ず自分に返ってくるんだよ」

だけだと、
部下の反応も「ふ~ん」ってな感じです。
 

しかし、
ここにストーリー(エピソード)を
入れると印象がガラっと変わります。

「保険業界で、
 世界一の記録を更新した
 Fさんという伝説の営業マンが
 いるんだけど、
 彼の最初のお客さんは
 2,000円の商品(保険)を
 買ってくれた人だったんだよ。

 わずか2000円の保険だったんだけど
 Fさんは、誠心誠意を込めて
 お客さんに対応した結果、
 そのお客さんがFさんのファンになって
 お金持ちを沢山紹介してくれて、
 そこから数千万円、数億円単位の
 保険を扱えるようになったんだ。
 その結果、世界一の記録を達成したんだよ。

 だから、君も金額の多寡ではなく、
 心を込めてお客様と接することが
 結果的に大きな成果に繋がることを
 肝に銘じて仕事をして欲しい」

どうでしょう?

本質的に同じことを言ってるのに、
印象が違いません??


このように、
ストーリーやエピソードを入れることで
頭の中に情景が浮かび、
その結果、感情が動き

「へ~!」
「そうなんだ!!」

となって、

「私もやってみよう!!」

という流れになりやすいんですね。

ここでのポイントは、
頭の中に情景が浮かぶ
という点です。

事実だけを伝えても
頭の中に「文字だけ」が浮かぶため
感情が動かないんです。

感情が動かないと
人は動かない
ので、
結果も変わりません。


なので、
ストーリーで語ることは
あくまでも手段なのです。


行動しない部下に
行動して欲しければ

言うことを聞かない部下に
行動を変えて欲しければ

その部下の頭の中に

行動すれば(行動を変えれば)上手くいく

という情景を思い描かせることが
できれば、その部下は頼まれなくても
勝手に行動を変えます。


感情が強烈に動けば動くほど
「やるな!」と言っても
行動せずにはいられない
状況を
つくることができます。

ですので、
日常的に部下を指導するときは
ぜひ、指示と一緒に

「それを実践すれば
 こんな風に君もハッピーになれるよ!」

というエピソードを毎回
交えるようにしてください。


本日は、
日常業務の指導について
物語を活用する話をお届けしましました。

次回は、会社の理念やビジョンを
組織に落とし込む
ときに
どのようにストーリーを活用すれば良いのか?

をお伝えする予定です。


それでは、
また次回のコラムでお会いしましょう!

この記事へのコメント
  1. 林和美 より:

    事例の提示、ありがとうございます。
    理屈だけじゃモチベーション続かないんですよね…。
    上へのプレゼンが今ひとつ上手くいかない理由も情景を浮かべさせることが出来なかったからだと思います。(私がプレゼンターではないのですが、資料作りは手伝っていたので…。)
    ストーリー活用についての次のコラムも楽しみにしています。

    • 杉本 智 より:

      コラムがお役に立てて嬉しいです。

      そうなんですよ。
      理屈だけでは、感情が動かないので
      人の行動を促すことができないんですよね。

      次回は、ストーリーを活用して
      組織全体を動かす話を事例を交えてお届けしますね(^^)

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