夫婦喧嘩と職場の不毛な会話の共通点

思考の体系化」を活用し、
リーダーの「ミニ分身育成」をサポートする
コンサルタントの杉本 智です。


この前、嫁から

「あなたは、
 『思考の体系化』をウリにしているんだから
 そのキャラが分かるように
 毎回、コラムの内容を一枚の図にして
 それを紹介した方が良いよ」

という、ナイスなアドバイス
もらったので、
早速、実行します(^^)V

スクリーンショット (21)

ちなみに、
私の顔をイラストにして
横に可愛い犬を配置することで
女性ファンの獲得を狙っていく作戦です。


さてさて、
今日は、嫁の誕生日なので
ちょっと奮発して予約3か月待ちの
お鮨屋さんをこっそり2席用意しています。

おかげさまで、嫁とは、
ほとんど喧嘩することも無く
仲良くやっています。


でも、そこはやっぱり人間なので
嫁の機嫌が悪くなることもあります。


例えばですが、

嫁「キッチンがお皿や鍋でぐちゃぐちゃなの」
私「ん?洗ったら良いんじゃない??」
嫁「(なんで私だけ「名もない家事」をしなきゃいけないの!!)」
私「(気付かずに、YouTubeを見て笑ってる」

みたいな時です。


つい、嫁の表面的な言葉だけを
キャッチしてしまって
嫁の真意を汲み取れなかったりします。


それで、嫁の気配が少し変わった時に
「あれ?俺、なんかやっちゃったかな?」
となって、
急いで軌道修正します。

さっきの話だと、
「あ、俺洗っておくよ。
 ソファでゆっくり休んだら?」
みたいな感じです。

あっ、ちなみに、
これは上手くいったパターンです。

嫁の真意(意図)をキャッチできずに
事故ることもあります。

ってか、そっちの方が
圧倒的に多いです(^^;


女性って、
直接的な物言いをしないので

「キッチンがお皿や鍋でぐちゃぐちゃなの
(だから、私は料理をしたり洗濯物を畳んだりして、
 クタクタだから、貴方が洗ってくれると嬉しいわ)」

というように
行間を読み取れることって
めっちゃ大事なんですよね。


このように、
相手の言葉から
意図や行間を読み取れる
ようになると
夫婦関係がとても良くなります。

バツイチの私が言うので間違いありません。

そんでもって、
この能力って部下をマネジメントしたり、
プロジェクトの生産性を飛躍的に高めるためにも
必須の能力だったりします。


先日、飲食店の新規事業立ち上げ
企画会議を手伝いました。


エネルギー関連で
関西で年商数百億円の事業を
展開している社長さんが
新規事業として、
飲食事業部を立ち上げようと
計画していました。


そこで候補として
札幌で行列ができている
ジンギスカンの有名店に指導を受けて
フランチャイズ展開を考えていました。


出資者である社長さんは、
飲食事業の素人なので
有名店の店長にあれこれと質問します。

店長さんは、
その質問に答えるのですが、
話が平行線のままでした。

例えばこんな内容です。

◎社長
「経費がいくら必要で、いつ黒字化して、
 年間の利益率と金額はいくらになりますか?」

◎ジンギスカン屋の店長
「ちょっと立地条件や店舗のデザインを
 見てみないと分からないですね。

 ちなみに、店長やバイトに肉の切り方を
 教えるのは、私が関西に出向くんですか?
 それとも、向こうからこっちに
 来てもらえるんですか?

 あと、店長はこちらで見つけるんですか?
 できれば、地元の人が良いので
 現地採用が良いんですが」

その後も、
出資者は、どれぐらい利益が上がるのか?
初期投資はいくら必要か?

といった話を振りますが、

店長は、
肉の切り方で利益率が変わる
というような現場サイドの話をしています。


俯瞰して全体を見る、
いわゆるメタ認知が出来る人なら

「いやいや、論点がズレてるから
 この後も平行線のまま
でしょ」

とツッコミを入れたくなる状況ですが、
ビジネスの現場では、
このようなことが往々にして
起こっています。


会議がこのように
カオスな状態になってきたら、
私は、

「ちょっと待ってください。

 社長は今、利益や事業計画といった
 【経営的な視点】で話をされていますよね?

 逆に、店長は、
 店舗のオペレーションの最適化といった
 【現場の視点】で話をされていますよね?

 ビジネスは高いところから
  設計していくのが大事
ですので、
 まずは、社長が気になっている数字の部分を
 しっかり確認していきしょう。

 そうすることで、
 店長が気になっている
 必要なスタッフの人数や教育方法
 店舗の内装などの詳細を
 詰めることができますので。

 今のままだと、
 前提がずれたままなので
 いつまでたってもこの企画会議は
 終わらない
ですよ(^^;」

という風に
交通整理をし始めます。


そうすると、
二人とも、
「あ、そうか!」
という表情をして、
話が前に進み始めます。

このように
そもそもの目線がずれてると、
何時間会議をしようが、
コーチングしようが、
DX化(IT化)しようが、
付箋を使ってホワイトボードに張り出す
などをしても、解決しないです。


このように、
相手の言葉の陰に隠れてる
言外メッセージ(意図や前提)を
汲み取る
訓練をすると、
スムーズにコミュニケーションが取れるようになります。

そうなると、
部下と上司の関係でも
夫婦の関係でも
ストレスが激減
しますので
試してみてください。

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