部下のパフォーマンスを30分で爆上げする方法

こんにちは!
【社長の思考を引っ張り出す専門家】の杉本智です!

このコラムでは、
売上や生産性、マネジメント力をアップさせる
思考法やノウハウを発信しています。

本日は、

部下のパフォーマンスを30分で爆上げする方法

というテーマで
お届けします。

先日、
エグゼクティブ・コーチングを
提供している社長から

「部下もコンサルティングして欲しい」

という依頼を受けました。

その時に、

「あぁ、この人もったいないなぁ…
 ◎◎に気づきさえすれば
 パフォーマンス爆上がりするだろうなぁ」

と感じた場面がありました。

そして、
このことって、
全国のあらゆる会社の中で起きているので
シェアしたいと思います。

ぜひ、
本日の内容を実践いただき
頼れる部下を育成するヒント
していただければ幸いです。

部下に依頼しても満足する成果物が出てこない原因とは?

というわけで、
全国の社長の悩みトップ3に入るであろう

「部下に依頼しても
 社長が満足のいく成果物が
 出てこない問題」

について、
本日は切り込んでいってやろうと思います。

客先に持っていく提案資料作成を依頼しても
イメージと全然違うものが出てきて
結局、自分で作り直す羽目に
なったことありませんか?

いわゆる
「目線が合っていない」
ことから起こる問題です。

部下に頼んでも満足できないけど、
全部、自分で抱え込んでしまうと

・部下が育たない
・自分の時間が奪われる

という悪循環に陥ってしまいます。

ですので、
多少時間は取られますが、
部下を一人前に育てることは
事業拡大に直結する課題
です。

今日の内容を実践いただくことで、
部下との目線合わせが
容易になり、

・部下に指示する時間が半分以下になり
・部下から出てくる成果物の質が
 今までの倍以上になる

ことをお約束いたします。

ちなみにですが、
部下に限らず、
HP作成や資料作成などを
業者に外注するときにも
役立つノウハウとなっています。

前置きは良いから
早く教えてよ!

という声が聞こえてきそうなので
そろそろ本題に入ります。

部下と目線合わせするには、3つの要素が必要

はい、ということで
部下と短時間で
目線合わせするために
何をすれば良いのか?

これについて
お答えします。

おさえるべきポイントは3つです。

① 意図
② 理想の状態
③ 背景情報

この3つを部下と共有できれば
いわゆる「目線が合っている」状態が
完成します。

それぞれを簡単に説明しますと

① 意図:目的や動機
② 理想の状態:目的を数値化したもの(目標)
③ 背景情報:目的を達成するためにおさえるべき前提条件

となります。

これを部下と共有しないと
「部下が考える『社長の理想』」が
形になって出てきます。

当然ですが、大事なのは、
「社長が考える『社長の理想』」を
形にすることです。

じゃぁ、どうすれば、
この3つを部下と
共有することができるのか?

こちらについては、
実際のエピソードを交えながら
お話ししたほうが伝わりやすいので
ご紹介いたします。

それでは、
エピソードすたぁと!!!

カチンコのイラスト(映画) | かわいいフリー素材集 いらすとや
今日は、ちょっとテンション高めでお届けしています。

 

冒頭で紹介したとおり、
社長から

「将来の幹部に育てたいので
 コンサルしてください」

と依頼がありました。

遠方の会社だったので
zoomでコンサルを提供することに。

社長が期待するだけあって
非常に素直で、向上心もあり
行動力溢れる35歳の男性でした。

聞くと、体育会の出身だそうで、
体格も良く、ハキハキと喋るので
目上の人に好かれそうな好青年です。

コンサルのテーマとして、
依頼があったのは

来年から担当することになる
新規事業の事業計画書の作成について

でした。

状況を聞くと、

・ネットで調べたりして、
 とりあえずテンプレにあてはめ
 売上や経費などの数字を埋めてみた

・社長に見せたが
 もっと詳細を詰めて欲しい
 と言われた

・しかし、
 何をどのようにすれば
 良いか分からず
 困っている

ということです。

そこで、
私はこの男性に質問します。

杉本
「そもそも、どのようなアウトプットを
 提出すれば良いのでしょう?」

部下
「う〜ん…
 どんな形が良いんですかねぇ…」

杉本
「なるほどぉ。
 成果物のイメージが
 見えてないみたいですねぇ。」

部下
「はい…」

杉本
「では、絶対にいれなきゃいけない
 要素って何でしょう?」

部下
「う〜ん…
 売上と経費は入れてみたのですが…」

なんとも歯切れが良くない会話が続きます。

これこそが、
部下の頭の中に
明確な完成物のイメージが
想像できていない時に
起こる現象
です。

ゴールが不明確な状態で
どれだけ資料をつくってみても
時間を浪費するだけです。

仮に、超絶運が良くて、
社長が納得するものを作れても
それは所詮ラッキーでしかありません。

ビジネスは、
いかに再現性と継続性を担保するかが
大事になってきます。

ですので、
私は、この部下の方に言いました。

「社長と目線が合っていないので
 今すべきことは、
 資料作成ではありません。

 まずは、社長の頭の中にある
 完成物のイメージを
 具体的に聞くことですよ」

この言葉を聞いた部下の方は

「確かに、
 そもそもなぜ新規事業をするのか?
 という目的を明確にしていませんでした。

 目標である初年度の売上5,000万円を
 いかにつくるか?
 という手段にばかり
 目がいってました。」

と、大きく頷きながらおっしゃいました。

そこで、私は

「おっしゃる通りです。
 『そもそも、なぜするのか?』
 という目的や意図を言語化して、
 それを軸に、全てのことを設計することが大事です」

と伝えました。

多くの上司部下で発生しているやりとりは

「営業◎件とってきてね」
「月曜日までにこのプレゼン資料つくってください」
「今後5年以上売れる商品の企画を考えて」

など、やるべきことだけを指示して、
そもそもの目的を伝えていないケースが
非常に多いです。

そうなると、部下も、
指示されたからやっている
という動機で動いてしまいます。

このようなやりとりばかりしているのに

「うちの部下は、
 自分で考えて行動してくれない」

と嘆く上司がなんと多いことか…😅

ぜひ、この機会に

目的を伝えないと、
指示待ち人間になっちゃう

ということを
肝に銘じていただければと思います。

自発的に動く部下を育成したければ
創意工夫の余地を残す
ということがポイントになります。

これは人材育成の原理原則です。

では、部下に指示をするときは
どうすれば良いのか?

指示をするときは、
必ず、

① 意図:目的や動機
② 理想の状態:目的を数値化したもの(目標)
③ 背景情報:目的を達成するためにおさえるべき前提条件

の3つをセットで伝えることを
徹底することです。

具体的には、
下記の質問を自分に問い掛ければ
言語化できます。

① 意図:目的や動機
「そもそも、なぜ、これをやるんだっけ?」
「これが実現しないと、一番困ることは何だろう?」

② 理想の状態:目的を数値化したもの(目標)
「どのような状態になったら、目的を達成したと言えるだろう?」
「目的を数値化するとしたら、いくらになるだろう?」

③ 背景情報:目的を達成するためにおさえるべき前提条件
「目的を達成したけど、このような状態なら嬉しくないとしたら、どんな状態だろう?」

ですので、
今後は、部下に指示を出す時は、
事前にこの3つをパソコンやノートに書き出してから
指示を出すクセをつけてみてください。

そうすることで
部下の方も

「なるほど、こうすれば良いのか」
「これをつくれば良いのか」

と完成物やゴールのイメージが湧き
出てくる成果物の質が
格段にアップしますよ。

実際に、
コンサルを提供した部下の方にも、
上記の質問を社長にすると良いですよと
アドバイスを提供したところ

「目の前の霧が晴れて
 やるべきことが明確になりました。

 今後も、社長から指示を受けたら
 この質問をすることにします!」

とみるみる顔が明るくなりました。

今回のように、
指示の出し方一つで
部下のパフォーマンスが
大きく上がったり下がったりします。

というわけで、
無理に部下育成しなくても、
日頃のコミュニケーション一つで
組織の生産性を上げられるという
お話でした。

本日の内容は以上となります。

「こんな話が聞きたい!」
というものがあれば、
コメント欄や
facebookにて
ぜひリクエストください。

できうる限り、
このコラムで取り上げていきたいと思います。

爆速成長コラム一覧に戻る

この記事へのコメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA