この視点が無いと、社長の右腕は育成できない
「社長不在でも回る組織」をつくる専門家の杉本 智です。
少しご無沙汰しておりましたが、
本日から、また不定期ではありますが、
投稿していきます。
近況報告
北海道に移住して
約5か月が経ちました。
おかげさまで、
多くのご縁をいただいております。
その中でも特に
「北海道には、
部下育成で悩む会社が沢山あります。
なので、杉本さんのコンサルを
もっと北海道に広めたいです!」
と言ってくださる社長さんがいます。
その方から連日、
沢山の社長や人事部長さんを
紹介いただいています。
この分では、
近いうちに私のコンサルの枠が満席になり
ウェイティングがかかりそうです。
ありがたいことです。
私を熱烈にご紹介くださる社長さんのためにも
期待を裏切らないように
私ももっと成長しようと
襟もとを正している今日この頃です。
社長の右腕になるために必要な要素とは?
それでは、今日の本題に入ります。
私は、人材育成と組織開発の専門家として
活動しています。
特に「社長が不在でも回る組織をつくる」
ということをメインテーマにしています。
既にその状態を確立している会社さんの
さらなる事業拡大をサポートしたり、
社長が毎日現場に出ていたのが、
1年以上ほぼ現場に行っていない状態を作る
といった経験を通して、
組織作りの研究を重ねています。
事例としては、
人口5万人弱の地方都市で
成熟産業の通信会社を3年で
売上200%アップ(3,8億円→7,6億円)になり、
もともと現場のリーダーだった30歳弱の男性を
社長と一緒になって
事業を任せられる幹部(右腕)に
育てあげました。
先日、そのクライアントに対して
コンサルティングを提供していた時のことです。
現在の事業の利益率が悪化しており、
今後の事業の方向性について
社長と幹部と私の3人で話し合っていたときのことです。
幹部の方から驚くような発言が飛び出しました。
「私としては、今私が担当している業務を遂行できる
右腕を育成して、事業を任したいと思っています。
その上で、私の時間をつくり、
新規事業の立ち上げのリーダーとして
活動していきたいと考えています。
しかし、
社長が会社を今後どのように事業展開していくか
といった社長の構想やご意向を伺わないと
私の考えが適切なのか?
今それが必要なのか?
が分かりません。
ですので、社長の考えを教えていただけますか?」
幹部がその発言をした瞬間、
一瞬、時間がとまったような感覚を受けました。
というのも、
その幹部は、今までは、
社長に報連相をしっかり行い
考えや意向を汲み、
その通りにすることはできていました。
しかし、
今回のこの発言の背景には、
「社長なら、会社の将来をこのように考えるだろうな。
そして、私にこのような期待をしているはずだ」
というように、
全体を俯瞰して、
社長の視点で会社を見て、
・未来予測
と
・自分の立ち位置
を導きだしたのです。
今までは、
社長の思考を頑張ってなぞっていただけなのが、
社長の思考をコピーして、
先回りできるようになったのです。
この瞬間に、
「あぁ、ようやく本当の幹部が育った。
この会社はもっと大きくなるな」
と実感しました。
というのも、
会社は社長の器以上には大きくなりません。
幹部のステージが上がるということは、
先に社長の中で何かしらの成長が起きた証拠なのです。
社長も成長し、幹部が育つことで、
現場のリーダーや現場のスタッフも育っていきます。
逆に、
社長が自分の器を拡げようとしないで、
外部のコンサルタントや研修講師に
どれだけ部下育成を任せても、
組織も部下も全く育ちません。
瞬間風速で業績が上がっても
部下が離職したりして
業績は下落していきます。
今回の幹部が一皮も二皮も向けたのは、
社長の意識が変わった結果
起こった出来事だと捉えています。
右腕となる幹部を育てるためには、
まずは社長の意識改革が一丁目一番地であり、
幹部を育てる仕組みやノウハウは、
その後、役に立ちます。
本日お伝えした内容をはじめ、
社長不在でも回る組織をつくり、
従業員幸福度と業績を高める技法について
7つの動画でお話しています。
こちらから無料で視聴できますので
まだご覧になっていない方は
ぜひチェックしてみてください。
↓ ↓ ↓
動画講座 | 株式会社JOY joy-sy.com
それでは、次回もまた
社長不在でも回る組織をつくる技法について
お話ししたいと思います。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
杉本 智
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